忍者ブログ
このサイトでは、住まいに関する知識と情報を提供しております。
スポンサードリンク


×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

スポンサードリンク


欠陥住宅の裁判について

欠陥住宅であるかどうかの紛争はできるだけ迅速に建築専門家や生活消費者センター、住宅紛争処理支援センター等の公共機関に相談する事で建築会社との話し合いがスムーズになります。

しかし場合によっては裁判で争う事になった時の事も考えておきましょう。裁判は、一般的には欠陥住宅被害を受けている建物がある管轄地方裁判所または相手業者の所在地を管轄する地方裁判所にて行ないます。

また全国規模のハウスメーカーでは契約書などに管轄の指定が記載されていることもあるので、その場合は該当する地方裁判所ということになります。

欠陥住宅裁判はあくまでも民事裁判なので、どちらが原告でも被告でもあまり関係ありません。

起こした方が原告で、起こされた方が被告となるわけですが、最終的には供給側(建築会社)に対する責任を追及するスタイルで進行いたします。

医療裁判などと同様に欠陥住宅裁判は極めて専門性が高い事に加えて、建築関連の法律が曖昧であったり、欠陥に気づくまでの時間経過が数年経過後であったりするため、簡単なものではありません。

また東京地裁のように専門部(民事22部)が置かれている裁判所はまだ良いのですが、その他の地域における裁判所は未だに多くの時間がかかっているのが現実のようです。

一説には欠陥住宅の裁判は平均2年〜4年かかっていると言われているほどです。

欠陥住宅の訴訟に必要な費用は1、印紙代2、弁護士費用3、欠陥調査費用があり、印紙代や弁護士費用は裁判の内容や求め「金額」によって変わってきます。

住宅の価格として4000万円程度であれば、これらの費用の合計は約300万程度になります。

裁判で勝訴すればこれらの費用は、ほぼ相手方から損害として回収出来ますが、裁判が決着するまでには前述のとおり2年〜4年は覚悟しなくてはなりません。

仮に裁判で勝訴したとしても、相手の建築会社が倒産してしまっていれば、判決で認められた損害賠償金額を現実には手にする事が出来ない上に訴訟の際に出費した費用さえ回収出来ない事もあります。

現実はかなり厳しいようです。

欠陥住宅裁判は争点の絞り方が重要となります。

争点を間違えてしまうと勝てる裁判も負けてしまうことになります。

また争点は出来るだけ法的な部分で争い、表面的かつ主観的な部分はなるべく避けることがポイントです。

紛争が起きた時点で欠陥住宅問題を多く手がけている弁護士、ハウスインスペクターと言う建物診断の出来る人や構造計算などが出来る設計事務所などに相談して対策を立てて客観的な証拠を集める事が大切です。
PR
[63] [62] [61] [60] [59] [58] [57] [56] [55] [54] [53]
ブログ内検索
忍者ブログ / [PR]
/ Template by Z.Zone


ダイエット・美容の知識と方法 /  就職・転職の知識 /  アウトドア キャンプの知識 /  一人暮らしに役立つ情報 /  子育て・育児の知識  /  観光旅行案内 /  在宅介護・介護制度の知識 /  住宅ローン /  世界遺産の案内 /  オーラソーマ /  内職・斡旋 /  料理・レシピ・グルメ /  資格試験情報 /  保険用語 /  株式用語 /  医療資格 /  お金の用語 /  脂肪吸引でダイエット /  自己破産・クレジットについて /  風水と占いとパワーストーン /  旅行用語 /  エコ・リサイクルについて考えよう /  田舎暮らしの準備と知識 /  ブランドとファッション /  冠婚葬祭のマナー /  住まいの知識 /  保険の知識 /  医療と病気 /  マナーの常識と知識 /  車とバイクの知識 /  内職・斡旋・在宅ワークの基礎知識 /  投資の基礎知識 /  グルメとレシピの知識と情報 /  ペットのしつけと飼い方 /  美容と健康 /  話題のファッションとブランド /  就職・転職の知識とアドバイス /  妊婦と子育ての知識 /  風水と占いの知識 /  車とバイクの知識と常識 /  介護福祉の制度とサービス /  病気の予防と医療の知識 /  住宅購入とリフォームの知識 インテリア・ガーデニング情報 /  保険の選択と見直しと知識 /  旅行案内 /  結婚相談 / お見合い / 冠婚葬祭 マナーと知識 /  パソコンの役立つ知識と方法 /  さまざまな趣味と娯楽 /  話題の家電情報 /  外国語の活用と上達方法 /