イームズ チェアー


イームズのチェアーは1940年代から1960年代にかけてミッドセンチュリーモダンアート、家具デザイナーの巨匠として名高いチャールズ＆レイ・イームズ夫妻によってデザインされたチェアーで、自由な発想と斬新なデザインに機能性と美しさの両方を兼ね備えることを可能にさせたものです。

第二次世界大戦中に負傷した兵士の足の添え木を作るために成型合板の成型装置を発明したり、その技術をさらに発展させて多くの製品を開発しました。
当時は家具には使われていなかった合板やプラスチックや繊維強化プラスチックや金属などの新しい素材を用いて、20世紀の工業デザインにも大きな影響を与えました。
成型合板によって3次元立体曲線で背面と座面、肘掛けをつなぎ目なく繋いだチェアは1940年のニューヨーク近代美術館が開催した「オーガニック家具デザイン」コンペで6部門中2部門で優勝をしました。

座り心地の良いシートパッドも特筆すべき点です。

RAR（Rocking Armchair Rod Base）はイームズチェアーの不朽の名作として名高いものが復刻されたもので、ロッキングチェアの定番と言われているものです。

DAW（Dining Height Armchair Wood Base）はドゥウェルレッグと呼ばれる木製の脚が付いたタイプで、木の柔らかく暖かい質感特徴的です。

DAR（Dining Height Armchair R-Wire Base）や DSXはエッフェルベースと呼ばれる脚が付いたタイプで様々な用途で広く使うX型に交差されていたXベースが、より強度の高いH型に変更を受けた4本脚に変更になったタイプ。

木製のレッグ（脚）のDSW、プラスチック（ポリプロピレン）を一体成型したDSR、その発展した形状であるDSS-5S、DSS、DKR、そしてレザーを使ったDKR-5/Leather、DKR-2/Leather、ラウンジチェア（LCW・LCW Cowhide）、オーガニックチェア（Organic Chair）、ウォールナットスツール（Walnut Stool）、ダイニングチェア（DCW・DCM）、エグゼクティブチェアなどと幅広いラインナップがあり、今でも世界中で愛され使い続けられています。