太陽光発電システム

太陽光発電システムには洞爺湖サミットで公開されて話題となった近未来型住宅ゼロエミッションハウスに採用された瓦型発電システムがあります。
ゼロエミッションハウスで使われた瓦型太陽光発電システムを開発したのは住宅業界では日本トップの積水ハウスです。
（近未来型住宅の建物本体も積水ハウスの工業化住宅「CO2（二酸化炭素）オフ住宅」が使われました）積水ハウスは太陽光発電システムに使う発電パネルを液晶の応用技術が世界でトップクラスのシャープの製品を選びました。
シャープでは国内の全生産事業所に太陽光発電システムの設置を進めており、その技術もたいへん注目されています。
ゼロエミッションハウスで公開された瓦型太陽光発電システムは2003年から製品化され、多くの人が省エネ住宅に関心持つきっかけとなり、住宅建設で太陽光発電システムが採用されたことは、住まいからの二酸化炭素排出総量を減らすことが誰でも、ごく普通に出来るような環境が整い始めたとも言えます。
性能の面では、ゼロエミッションハウスに採用したシステムでは14.5kWの発電が可能で積水ハウスの説明では、これだけで一般的な生活が出来るエネルギーを全て得ることが可能としています。
具体的な太陽光発電システムの利用方法は、日中には発電した電力を優先的に使用し、日中の余った電力は電力会社へ充電します。
日中の電力が瓦型太陽光発電システムで作る電力では足りない場合には電力会社から電気を購入し利用します。
夜間の電力も電力会社から購入することになります。
作り出す電力の大きさによっては高熱費を軽減でき、二酸化炭素の削減にも貢献でき、余った電力を電力会社へ売ることによって経済的もメリットがあります。
さらに積水ハウスでは、瓦型太陽光発電システムに対して落下物に対する強度実験を行ない、風速60mの強風や地震の振動にも耐える設計にしています。
ゼロエミッションハウスで提案された地球温暖化防止と省エネ、環境問題を解決する方法の一つ「太陽光発電システム」でエコロジーとエコノミーが両立する新しい暮らしが広がることでしょう。

高効率ヒートポンプ給湯機

ヒートポンプとは、空気熱をくみ上げ、CO2等の冷媒を圧縮・凝縮、そして蒸発させることによって、室内に低温や高温の風を送り出す装置のことです。
そして、高効率ヒートポンプ給油機は大気中の熱で温められた空気を利用します。
高効率ヒートポンプ給油機は、熱をつくるのではなく、熱を移動させることによって、大きなエネルギーを得ることができるのです。
そして昨今、環境問題やCO2問題が採りざされていますが、温度の変化によるエネルギーロスの少ないCO2を冷媒に役立てることで、さらなる高効率が実現できます。
経済的で尚且つ環境保護面にも配慮された優れた性能を兼ね揃えています。
そしてエコキュートの導入には補助金制度もあり、また、各電力会社でもお得な料金プランが設けられています。
エコキュートの場合、ランニングコストは約１０００円/月（九州電力の場合）。
これは夜間電力を有効活用している為、昼間の電気代の約1/3の電気量で済むからです。
そして、サイズはメーカーやタイプにより多少異なりますが、エコキュートは省スペースで、狭い敷地でも設置できるタイプもあるので、設置の際には自宅のスペースに合わせて選ぶことができます。
また、今日殆どのヒートポンプは低騒音設計が施されており、運転音を気にすることは無くなりました。
デメリットと挙げるとすると、まず給湯器のスペースの確保が必要なこと。
そして、初期導入の施工に配管作業などの手間がかかる点があります。
もう一点は、導入後も定期的なメンテナンスが必要になります。
こちらは、購入店もしくはメーカーとの保守契約が主流です。
機器ですので、長く使う為にはそれなりのメンテナンスが必要になるのは予定に入れておいた方が良いでしょう。

光ダクトシステム

光ダクトシステムは一度実際に見てみるとその鮮やかさに驚かされます。
光ダクトシステムとは直接日の当たらない空間や、窓のない空間、もしくは、窓面から離れた場所に対して自然の光を入れ込むシステムです。
光ダクトを使用し、高反射率ミラーで構成されています。
光ダクトシステムの最大のメリットは、自然の太陽光を日の当たらない様な空間や部屋でも採り入れることができる点です。
最近では省エネやエコへの関心が高まってきており、自然光を活用できるこの光ダクトシステムは最近注目を集めてきてます。
光ダクトシステムのその他メリットとしては、複雑な制御装置を使わず自然光な為、電気・照明等を使った導入・運用コストと比べて安い点。
光ダクトシステム導入時に注意したいのは、一度取り付けると取り外しや交換は簡単にはできないこと。
そして、設計の段階で気をつけることとしては、ダクトの形状がすぼめる構造にならないこと。
太陽の光が直接ダクトの採光口にあたること。
屈曲を繰り返す構造ではないこと。
一つの光取り入れ口から多所に渡り分配することは可能ですが、分配する分だけ光度は弱くなるということ。
等が挙げられます。
この辺は専門業者も見てはいるとは思いますが、最低限、この辺の注意は自分でも怠らないようにしたいところです。
また、使用する光ダクトの部材によっては、紫外線を反射させない鏡もあり、これによって、自然光を取り入れたことにより日焼けをすることは殆どありません。
そして、光ダクトシステムは一度導入してしまえば、メンテナンス・維持費は殆ど掛かかりません。
これは密閉されたダクトを使用するので、中に汚れが溜まるということも無いですし、機械と違って故障するということもまずありません。
導入を考える際には、この辺の知識を持って専門業者さんと話をしてみると、より一層理解が深まるでしょう。