防音 マンション

マンションを購入するにあたり、防音効果の高い部屋を重視する人も多数おられるでしょう。
隣の住人の話す声が聞こえるとか、上階の子供がバタバタ走る音が聞こえるとか、外の騒音が気になるとか、自分がピアノの練習をするのに周りに迷惑をかけないようにしたいとか、人それぞれ理由は違うにしても、同じマンションに住んでいる方々が快適に暮らすために防音マンションのより高いレベルの防音機能が求められています。
防音工事を行うために3つの要素が重要です。
ひとつは外から干渉してくる音を低減する防音、２つめに中のおと尾を外部に漏れないようにする遮音、３つめに音を反射させずに止めてしまう吸音です。
吸音材料には様々な種類がありますが、もっとも一般的に用いられているのは、内部に空気を多く含む多孔質材料のグラスウールやロックウールなどです。
１０センチ以上の厚みのあるコンクリート壁を使えば遮音性ははるかにいいですが、マンションなどで重低音を出そうするとそれなりの対策が必要となります。
走ったりとび跳ねたりしたとき、音には20cm以上の床スラブが厚いものを使用していたらいいようです。
また椅子を引きづる音やグラスが落ちた音などにはフローリング床の材質と取り付け方をチェックしましょう。
床工法には直貼りと二重床がありますが、直貼りではフローリングを使い、音を吸収する遮音材を使用しています。
二重床は床コンクリートと床板の間に隙間を設ける方法で、隙間にグラスウールなどを詰めると、高いレベルの遮音性能が期待できるそうです。
隣の音の遮音対策としては、18cm以上の壁の厚さがあればかなりカットできます。
また排水管から水が落ちるパイプスペースからの音などもそれなりに響くので、配水管を防振ゴムシートなどで支えるなどの対策がなされているかとか、居室のすぐ裏にパイプスペースがないかなど注意してチェックしてみましょう。
外からの騒音にはサッシ窓が効果的です。
防音サッシが使ってあるかチェックしましょう。