ペット用防災セット

地震大国日本では数年に一度、阪神大震災や新潟や岩手の地震のような大地震が起こり、そのたびに被災地の様子がテレビニュースで報道されますが、人が避難した後の町や集落に犬や猫などのペットが取り残されている光景をよく見かけます。
たかがペット、されどペット・・・ペットを飼っている人たちにとってはペットは家族も同然でしょう。
まさかの大災害の時にはペットも一緒に連れて避難したいと考えている人たちも少なくないはず。
人間が災害時に必要とするものとペットが災害時に必要とするものは基本的には同じで、市販されているペット用防災セットには簡単に組み立てできる簡易テント、乾パンなどの非常食、水、携帯浄水器、食器(組み立て式簡易ボール)、救急用品などが入っています。
ペットの場合は人間とは違って避難所に入れてもらえないこともしばしばありますので簡易テントは必須アイテムですが、ペット防災セットについているテントは猫や小型犬用ですので、大型犬の場合にはサイズにあったテントを用意しておきましょう。
また、避難所や公園などの柵・フェンスや大きな木などにペットを繋ぎ止めておける特殊なリードもあります。
その他にも飼い主の名前や連絡先などを書きこめる迷子札や防火ジャケット・防災ジャケット、ペットの脚を瓦礫やガラスから保護する防災靴なども売られています。
また、やむを得ずペットを家に置き去りにしなければならない場合に備えて自動給餌機も用意されています。
ただ、いざ避難というときになって、ペットが怖がって簡易テントに入らなかったり、防災ジャケットや防災靴を身に着けないという事態も十分想定されますので、普段からご家庭でペット用防災グッズにペットを慣らすとともに、災害の際の非難シュミレーションもしっかりと想定しておきましょう。