賃貸 住宅 情報
毎年、日本の人口が大移動する時期があります。
それは3月です。
学校、特に大学へ入学するため地元から転居したり、就職で就職先の会社の近くに転居したり、さらに転勤で引っ越す、などもあります。
こんなときに大活躍するのがいわゆる賃貸住宅の情報誌です。
賃貸住宅といってもアパートの情報も多数掲載されています。
昔のような紙の住宅情報誌は最近ではフリーペーパーとして街中に置かれています。
ただ、この場合は情報誌が置かれている地方の物件情報しかないので、その他の地方の情報は見ることができません。
また、最近ではインターネットで気軽に検索できるので、地元にいながら転居先の物件情報を見ることができます。
こうした賃貸情報サイトの多くは不動産仲介業者が運営しているケースが多いようです。
また、部屋の写真や外観、部屋の間取り、家賃、礼金などを掲載しているものもあり、情報を得るにはかなり手間が省けます。
また、インターネットですので条件を絞り込んで検索もでき、住みたい地域、家賃の価格帯、間取り、敷金礼金がないなど希望する条件で探すことができます。
さらに地方によっては敷金礼金などの慣習に違いがあり、そんな慣習の違いも検索していくとわかります。
このほかに便利な検索としては、沿線や駅から、所要時間から(例えば新宿から○分などの情報がわかれば、通勤や通学には便利ですね)などがあります。
こうして様々な条件で検索していくと、思わぬ拾い物もあるようです。
しかし、ネットで検索しても実際に空いているかどうかは分かりません。
やはりそのときは業者に直接連絡をして確認するしかありません。
また、遠方の地から検索した場合、実際の現地が見られないのでかなり不安だと思いますが、その場合、契約までのやりとりは文書にしておきましょう。
文書というと面倒くさく感じるかも知れませんが、条件面をメールでやり取りし、あとから言った言わないという問題が起きないようにしておきましょう。
また不明点は必ず確認しましょう。
これは○○だろう、と勝手に解釈は禁物です。
それは自分がそう思っているだけで、相手は別の解釈をしている可能性があります。
契約後にそれが判明して泣きを見ないようにしましょう。
相手は専門業者ですから、こちらもそれなりに考えて取組まないとだめですね。
また、こうした情報は単に部屋の間取りなどの情報誌か得られません。
大事なのはそこに暮らして生活環境はどうか、ということです。
もちろん画面で見た部屋の写真だけで判断するのは禁物です。
やはり最後は自分の目で見て、生活をする上での住環境も考慮に入れて決めるべきでしょう。
特に地方の方はその点が心配でしょう。
実際に物件を見に行くことを決めたら、まず地域を決めて、その地域のめぼしをつけた物件を集中的に1日で見てまわる計画を立てましょう。
日常の買い物は便利か、日当たりはどうか、周辺の環境はどうか(幹線道路が近いと騒音や大気汚染が心配です)、隣にはどんな人たちが住んでいるのか、などチェック項目は結構あると思います。
こうしたものを事前に用意し、物件を実際に自分の目で見ることが大事です。
その上で納得したら決めましょう。