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物件の現地見学


物件の現地見学 周辺の環境

現地見学では住宅の中が、どのようになっているかの確認と同じように周辺の環境にも注意を払いましょう。

住宅の周辺の環境を見るポイント

・駐車場
マンションの場合、駐車場が建物から遠いかどうか、駐車場からマンション外へ出る時の車の出し入れのしやすさや危険性など確かめておきましょう。
直接交通量の多い道路へ出る作りになっていると、車の出し入れが大変な場合があります。

・駐輪場
駐車場に注意を向けがちですが、駐車場だけでなく駐輪場も見ておきましょう。
駐輪場が狭い物件もあるので、自転車やバイクが置きやすいか確認しておきます。

・立地
地図上では住宅のある場所の様子はよくわかりません。
実際に物件を見てみると急な坂道の上に建っていたり、バス停や駅が説明よりも遠い場合もあります。
また、近くにバスや電車の路線があっても本数が少ない場合もありますので、時刻表も確認しましょう。
子どもがいる方は通学路が人気のない場所かどうかも気になりますね。
交通量が多いかどうかも気になるところでしょう。
自分の目と足でしっかりと確かめましょう。
また、日中だけでなく、昼と夜の違い、平日と休日の違いも見ておきたい項目です。
雨の日は歩きやすいか確かめてみるのも良いですね。
夜道が明るいかどうか、街灯の設置状況も確認しておきましょう。

・ご近所の人
もし、話が聞けるなら、周辺やご近所の方の意見も参考になります。
これから先、ご近所として長年つきあっていく方々がどのような人達なのか知っておくのも良いと思います。

住宅の購入にあたっては、何度も足を運び納得のいく物件を選んでください。
人生の大きな買い物です。
悔いのない購入にしたいものです。


物件の現地見学 室内

購入価格や立地、部屋の広さなどを考慮して、これは、と思う物件があったら、面倒とは思わずに現地見学しましょう。
新築マンションなどはできあがる前に販売する場合もありますが、モデルルームと現地には必ず足を運びましょう。

住宅の室内における現地見学のポイント

・日当たり
南向きの物件であっても、南側に高層マンションがあったり、傾斜地のために日が入らない場合もあります。
きちんと確認しておきましょう。
マンションの場合、窓のない部屋がどの程度暗いのかも見ておきましょう。

・風通し
風通しが悪いとカビに悩まされることがあります。
窓の位置や大きさ、見ておけるなら押入れの中の状態も把握しておきましょう。

・間取りのチェック
前もって、間取り図を確認していても、実際に見たり動いたりして使い勝手が便利だと思ったり、不便だと判明する場合があります。
玄関を入ってすぐのトイレは扉を開いたらトイレの中が見えたりしないか、キッチンの高さは使いやすいか、備え付けの器具にはどのようなもの(食器洗い乾燥機など)があるかをチェックしておきましょう。
マンションの場合は、歩く音がどの程度響くのか確認しておきましょう。

・中古物件について
リフォームを施さないと住めないような物件もあります。
また、古くなって扉がきちんと閉まらないなど不具合もある場合がありますので、扉やふすまの開け閉めも確認してください。
床を歩いてきしまないか、などもチェックしておきましょう。
ベランダやバルコニーも確認して、防水がほどこされているかを見るのも大切です。

住宅の購入には、たくさんの確認事項があり、面倒に思うことが数多くあります。
しかし、一生住む大切な財産の購入です。
気になる物件を見つけたら、何度でも納得がいくまで見て尋ねて、賢く住宅を選択してください。
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公示価格

住宅を建てるために、土地を探したいとします。

求める土地に求める条件は、さまざまでしょうが、一番気になるのは価格ですよね。

安くて住み心地のよい土地。

それが理想です。

土地の値段のことを「地価」とよびます。

地価の相場は、地域ごとの要因によって形成されています。

たとえば、東京・大阪などの大都市圏ごと、鉄道沿線ごとの、地域イメージや住環境によっての大まかな価格水準が形成されます。

次いで、駅から都心部までの距離や、その地域のイメージよって駅ごとの地価の相場がつくられます。

さらに、その土地の近隣地域の住環境の質・駅からの距離・道路幅・法規制などによって、近隣地域ごとの地価相場が形成されていくのです。

このように、地価の相場の決まる要因は複雑です。

一般の人が、知らない土地でひょっこり安い土地が探せるものではありません。

そこで、誰もがわかりやすいよう、便利な制度として生まれたのが「地価公示」というわけです。

公示価格は、わかりにくい土地の取引価格に対して、適正な指標を与えるために作られました。

全国にある31000箇所の標準値について、毎年1月1日現在の正常な地価を判定しています。

判定結果は、毎年3月下旬に国土交通省から発表されており、この価格を「公示地価」というのです。

住みたい町があるのなら、近くの標準値の公示価格を調べることで、周辺地域の地価の相場を知ることができます。

公示価格を知るには、いくつもの方法があります。

国土交通省のホームページで調べることができます。
(URL:http://tochi.mlit.go.jp/)

土地の管轄にある市町村に問い合わせれば、標準地の公示価格を教えてもらえます。

3月下旬の「官報」に掲載されます。

官報は、毎日発行でれており、政府刊行物販売センターや「かんぽう(URL:http://kanpo.net/kanpo/)」などで購入できますし、無料がいいなら大きな図書館で閲覧ができます。

公示価格は便利ですが、あくまでも指標です。

地価は相場ばかりでなく、土地の形状や地形、道路の位置関係など、個別の要因によっても大きく影響されます。

ところで、「都道府県基準値標準価格」というものもあります。

これは、公示価格を補う形で都道府県が発表しているものです。

7月1日現在の地価を9月下旬ごろに発表しています。
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安全な住宅地域とは

家を建てるには、土地が必要です。

自分の土地を持っている人は、そこに建てればいいし、住みたい場所が決まっているなら、その地域に当たって土地を探すことになります。

でも、住宅をどこに建てるかは、安全な地域を探すことが最優先です。

はじめに「コスト」をはじき出す。

次に「安全」な土地をピックアップする。

そして、その中で「住んでもよい」ところを選ぶのが、正しい探し方と思います。

「住みたい」地域とは必ずしも一致しないかもしれませんけど、将来的な安心を買うのですから、摺り合わせは必要です。

住んで快適な地域と言えば、交通・買い物・施設の利便性を考えそうです。

加えるならば、自然環境や景観も大切ですね。

しかし、とりあえずこれらは横においておきます。

安全性を重視するのですから、買い物は二の次です。

ここで、近年の災害を思い出してみてください。

洪水・土砂災害・津波・大波・地震・台風などなど、いくらでも思いつきます。

竜巻まで発生しました。

これらの状況を逆に考えれば、どこの土地・どのような地盤が安全なのか、ある程度見当がつきますね。

まず、水に対する安全性。

沿岸部や大きな河川の側は危険です。

また、河川とは無縁のようで、以外に危険なのが、下流部の低地帯です。

上流で大きな支流がいくつも分岐合流していたり、堤防が低くなっていたり、川の方が住宅地域よりも高い土地なども珍しくありません。

住むなんてもってのほかですが、日本には結構多い形態なんです。

温暖化の影響で、年々降水量が増え、また、海水面も上昇しているのですから、遠くない将来に、海・河川などの水近辺の集落は破綻すると考えます。

これから改めて建築するには、リスクが高すぎるといえます。

次に、土砂に対する安全性。

長雨などで緩んだ地盤が、下流部に向かって押し寄せるのが土砂災害です。

地震が引き金になることもあります。

上から流れてくる土石流に遭う場合と、自分の住宅の地盤が崩れて土石流になる場合とが考えられますね。

これを避けるため、山すそや、急な斜面の土地は購入しないようにします。

では、どこの土地がいいのかといえば、答えに窮します。

極端に地盤の高い土地や低地でなければ、比較的安全に住めるのですから。

ただ、引き算で考えていけば、緩やかな斜面(=丘の上)がベターではないか言えます。

丘は、風もよく通るし、地盤も砂や礫の可能性が高いので、湿気の心配も少ない。

地すべりや地盤沈下の危険が非常に少なく、基礎コストが小さい。

水が押し寄せない。

などなど、いいこと尽くめです。

ただし、こういう土地は先住民族が多いので、昔から集落として発達してきているところが問題といえば問題です。

つまり土地価格が高い傾向にあるのです。

最初に言ったとおり、コスト面と安全性のバランスを取りつつ、土地を探すことです。

その上で自分の、社会的環境に見合った場所を決定してくださいね。
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