ハウスメーカーランキングの活用

住宅を建てるときに、気になるのは建築の質と価格。

どこのハウスメーカーがいいのか、はたまた工務店のほうがいいのかと、迷いに迷うところです。

とりあえずの情報収集としては、「ハウスメーカーのランキング」をみるのもいいでしょう。

「いくばくかの参考」には、なります。

ただし、ランキングに頼りきるのは考えものです。

住宅の建築は、地域性の高いものです。

全国ランキングが、そのまま当てはまるものではありません。

北には北の、南には南の、お国柄に適した住宅というものがあるものです。

世に言う一流住宅メーカーは、ＣＭによってブランドイメージを作っているという側面があると覚えておいてください。

一律に、メーカーブランドを信用するのではなく、住宅に対する基本的な知識を増やして、自分で確かめる「目」を養うことが重要といえます。

ホームページ・専門誌・アパマンなどの住宅情報誌などを読み漁ります。

偏りがないように、それぞれ、たっぷり時間をかけて複数の資料をそろえます。

住宅専門誌は高いようですが、１冊２０００円前後です。

ここでかかる時間とお金は、出し惜しみをしないように。

これから何千万円もかけて、数十年の買い物をするのですから。

情報を吟味して、どのようなタイプの住宅を建てるのか決めます。

住宅の構造はさまざまです。

ユニット・プレハブ・従来型木造・２×４・軽鉄筋・鉄筋コンクリートなどがあります。

予算や地域やラフスタイルに合わせて、構造を決めるのです。

この時に、発注先も合わせて考えます。

従来工法なら地元の工務店のほうが安く作れるでしょうし、予算の管理までまかせるなら設計会社に依頼するほうがいいとも言われてます。

パレハブやユニット型なら、大手のハウスメーカーでしか作れないでしょう。

発注先を、住宅の構造から絞り込めるということです。

ここで、ハウスメーカーのランキングが参考になります。

ここまできたら、住宅展示場を訪れてみます。

住宅の工法・構造があるといど定まっているので、展示場のセールストークに右往左往しないはずです。

ハウスメーカーランキングについて

ハウスメーカーはどこがいいのでしょうか。

住宅の建築は、ほとんどの人にとって一生に一度の大事業です。

家を建ててくれるハウスメーカーはたくさんあります。

しかし、住宅は食べ物のように試食はできません。

不良品だからといって、家電のように返品もできません。

展示場のモデルハウス見に行くことはできますが、まったく同じ住宅を建てることはあまりないでしょう。

つまり、ハウスメーカー選びは、行き当たりばったりであるといえます。

そこで、役に立つのは口コミ情報です。

実際に、家を建てた人の体験をおしえてもらうことで、ハウスメーカー選びの参考とするのです。

ランキングサイトは、インターネット上にいくつもあります。

中には、ランキング情報を有料で販売しているサイトもありますね。

「ハウスメーカーランキング」といっても、集計方法はさまざまです。

インターネットの検索件数から、メーカーに順位を付けているタイプ。

自サイトの検索状況から、人気のページ・住宅を割り出してメーカーランキングを決めているタイプ。

サイトに訪れた人に、ハウスメーカーについて投稿をお願いしているタイプ。

信頼性が高いのは、やはり直接投稿タイプでしょうか。

サイトがしっかりと管理されており、投稿者が真摯である限り、直接の意見に勝る情報はないでしょう。

ただし、似たようなサイトが増えてきています。

おかげで、投稿数が分散しているのは、やや残念なことです。

それでもひとつの参考にはなるので、こうしたハウスメーカーランキングサイトを訪れて、投稿コメントを一読することをお勧めします。

ひとつ、気を付けてほしいのは、投稿意見の受け止め方です。

同じハウスメーカーにあっても、相反するコメントがあるのです。

「営業の対応が最高♪」「営業の対応が最悪！」。

一軒の住宅には、たくさんの数の人間が携わります。

人間には好悪があるので、それが住宅全体の印象になることもあるでしょう。

しかし、いま問題にすべきは人ではなく家です。

建てた家のどこに問題があるのか、クレームへの対策はしっかりしているか、対費用高価はどうか。

住宅や補修対応などに重点をおいてこそ、ハウスメーカーランキングが、活用されます。

インテリアコーディネーターのコミュニケーション能力


インテリアコーディネーターは、さまざまな人と、総合的なコミュニケーション能力を持って接しなければならない。

インテリアコーディネーターとはいえ、インテリアに関しての知識を持っているだけでは不十分。

専門的な知識を持つスペシャリストである一方、建築に関わる法律や、設計・製図などの知識もあると有利で、幅広い知識を持つゼネラリストであることが求められる。

「お客様の要望を聞き入れた上で、現場の作業員の方ともやり取りを行うんですよ。

簡単な例で言うと、『ここの柱と柱の間は○○ミリになりませんか？　そうでないと、この家具が入らないんです』とか。

私が建築に関してある程度は知識を持っているからこそ、作業員の方とも対等な関係性で仕事を進められるんです。

お客様とお話しするだけだったらインテリアに関しての知識だけで十分なんですが、さまざまな職種の方との共同作業である以上、いろんな知識が必要なんですよ」 そしてさらに。

麻生さんの言葉を借りれば「さまざまな職種の方との共同作業である以上」、コミュニケーション能力は絶対に、絶対に必要。

「お客様とお話ししていると、『最初は布のソファがいいって言っていたけど、革製のソファの方がこの人の生活には合うんじゃないかな？』なんて思うことはしょっちゅうです。

もちろん、そう思ったら『革の方がいいんじゃないですか？』と提案します。

それは、私の感覚ではなく、客観的、論理的な観点に立って、です。

大事なのは、相手の言いたいことを汲み取れるヒアリング能力、論理立てて提案できる企画力・コンサルティング能力、 それをわかりやすく説明できるプレゼンテーション能力。

総合的なコミュニケーション能力が必要になってきますね」