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床材の種類と特性

住宅の床といえば、フローリングが流行です。

見た目もさっぱりしていて、掃除もしやすいので人気はますます上がりそうです。

床材はフローリングだけではありません。

タイルやコルクといった、フローリングに近い木製素材のものから、カーペットやサイザルという繊維系の素材のもの。

畳の人気も根強いですし、あまりなじみな「籐タイル」のようなものまであります。

まず、カーペットから説明していきます。

カーペットといえば、思いつくのはウール100%。

程よい厚みが心地よいのです。

色合いも自然なので、どんなインテリアにもマッチします。

ウールカットカーペットには一味違った趣があります。

素材は同じウールなんですが、カットしてあることで感触が違います。

カーペットの専用糸として生まれた糸が「ナイロンフィラメント」。

作られたカーペットは耐久性が高く堅牢。

テクスチャーもカラーも多彩です。

置き敷きタイプのタイル状カーペットは、バラバラになる特性を活かすのがコツ。

汚れたりしたら水洗い。

痛んだら交換が自由です。

カーペットの価格は上を見ればきりがないですが、高価なウールで平米1万円〜ナイロン製で4千円台です。

タイルは、せっ器質タイルや施釉タイル、またはイタリアンタイルなどが主流。

タイルを使うだけで、バイクを置いても似合うような、欧米風でスタイリッシュな部屋に変貌します。

タイルの価格も、平米5千円台から1万円超までさまざまです。

インターネットで探せば価格破壊のタイルが見つかります。

コルクは、弾力・防滑・低放熱・吸音・耐水など、垂涎ものの機能を有する天然素材です。

色調は、一般には木の色を活かしたタイルが使われますが、白や黒に仕上げたコルクもあります。

価格は天然色のコルクで7000円台、カラーコルクなら12000円台程度です。

変わった床素材も紹介しておきます。

サイザルとは、麻の一種。

粗めの素材をそのまま織り上げてあり、ナチュナル感たっぷり。

汚れや水に強く、手入れも簡単。

ココヤシの繊維と合わせた素材もあります。

床材にはさまざまなものがありますが、「竹」という床材はなんでしょうか。

弾力性と柔軟性に優れているし、足触りもいいです。

環境への配慮という点でも、勝手に生えてくる竹は、申し分なしでしょう。
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窓の種類

快適な家造りとは何かを考えるときに、意外にポイントとして外せないのが窓です。

大きさと採光の関係だけでは無く、どんな種類の窓を選ぶかによって暖房冷房の効率も変わってきます。

ですから窓なんて、どれも同じだと思いがちですが、実はそうでもありません。

大げさに言うと、窓の選び方で、長く快適に暮らせる家と、そうでない家があるのです。

代表的なのはアルミサッシです。

アルミサッシは軽量で気密性がありますが、耐火性に劣り、結露しやすいのが難点です。

従来、サッシといえば、アルミ製が一般的でしたが、現在では、そうでもありません。

アルミも使われてはいますが、アルミに別の素材を組み合わせるなど、何らかの工夫がなされているサッシを採用する住宅メーカーや商品が多くなってきています。


例えば、

室内側が樹脂製で、室外側がアルミ製などのように異素材の枠を組み合わせることで、結露しにくくしたサッシがあげられます。

また、アルミサッシの内部に樹脂など熱伝導率の低い素材を組み込み、室外の冷たい空気による影響が室内のサッシに伝わりにくくしたものなどがあります。

その結果、従来のものより格段に結露しにくくなっています。

次に注文住宅を中心に一般的になっているのが複層ガラスの樹脂サッシです。

複層ガラスとは、ガラスが2枚になっていてガラスの間に空気層と呼ばれる、6ミリ〜12ミリ程度のすき間が空いています。

空気層が大きくなると断熱性が高くなるので、結露しにくくなったり、冷暖房効率が高くなります。

その中でも室外側のガラスの内側に特殊な金属膜をコーティングした特殊なLow-Eガラスというガラスと金属膜を組み合わせた複層ガラスもあります。

これらのガラスは、一般の複層ガラスより性能が高く、冬は窓から逃げる熱を少なくして暖房効率を高め、夏は外から入ってくる太陽の熱を抑え、冷房効率を高めることができます。

寒冷地では標準仕様としている住宅メーカーもあるほどです。
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坪単価

住宅の広告を見ると坪単価という言葉よく出てきます。

坪単価とは家を建てるときの、床面積1坪当たりの工事費のことです。

つまり、建物の本体価格を各階の床面積の合計である延べ床面積を坪単位に換算した数値で割ったものになります。

1坪は約3.3 ?ですから例えば100?だと30坪という事になります。

坪単価を評価する際に注意しなければならないのは、坪単価を算出する際に「延べ床面積」か「施工床面積」のどちらを使用しているかという点です。

「延べ床面積」には、ベランダ、小屋裏収納、地下室、一部の車庫、玄関ポーチなどは含まれていません。

それらを含んでいるのは「施工床面積」で、当然、「延べ床面積」よりも「施工床面積」のほうが広いので「延べ床面積」で算出するよりも「施工床面積」で算出するほうが坪単価は安くなります。

坪単価を出すときにどちらを使用するかは、住宅会社によってまちまちですので、表記されている坪単価がどちらの面積で算出されているかを確認する必要があります。

あくまでも家を建てる際の費用の、おおよその目安である事をしっかり覚えておきましょう。

坪単価は住宅の工事金額を床面積で割った数値にすぎませんのでキッチンやお風呂と言った設備のグレード、外壁やフロアの材質、壁などの内装仕上げ、吹抜けの有無や和室の広さなどによって同じ面積の住宅でも違ってきます。

また、建物本体価格に含まれていないものもありますから更に注意が必要です。

一般的には、照明、カーテン、家具、屋外の給排水工事、浄化槽工事等は含まれていません。

また、設計料、建築確認費用、設計審査費用、浄化槽申請費用、その他の許認可申請費用等は含まれていない場合も多いのです。

坪単価×床面積=総額ではありませんので、広告の謳い文句に惑わされては、後悔のもとを作ってしまうことにもなりかねません。

複数の会社を比較する際には、総額での比較をすることによって、本当に自分にとって、お得な商品か?価格の割りに価値ある買い物なのか?を確められるのです。

では何故、このような業界での統一した見解の無い紛らわしい坪単価という言葉が使われているのでしょうか?建売住宅であれば既に出来上がった住宅を売るわけですから建築工事の総額が確定しています。

そのため変動する要素がありません。

しかし注文住宅となればゼロから造り上げる事になりますので設備は何を選ぶか、間取りはどうするか等で坪単価はいくらでも変わります。

ですから選ぶほうも選ばれる方も、雲をつかむような話になってしまいますので目安として坪単価が使われているのが現状のようです。

坪単価によって家のグレードを知る事が出来ますので、自分が望んでいる住宅の取得費用の手がかりとして活用しつつ総額をしっかりと把握して望む事が肝要です。
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