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デザイナーが設計した住宅

デザイナー(建築家)が設計した外見がスタイリッシュな住宅デザイナーズハウスが人気を呼んでいます。

ありきたりの住宅では満足できない、生活そのものをお洒落に過ごしたいという人達が30代を中心に増えてきているようです。

TV番組や住宅雑誌でお洒落にデザインされた住宅が紹介され、住宅にも自分の感性を盛り込める事が広く知られてきたとも言えるでしょう。

今では注文住宅や分譲マンションのみならず賃貸マンションでも建築家がデザインした建物を見る事が出来ます。

まとめますとデザイナーズハウスとは、建築デザイナーがより良い住まい作りを目指し設計・建築した住宅、またお客様の要望に応えたオンリーワンの注文住宅のことです。

通常の建売住宅などとは違い、建て主の個性やテイストがプラスされることによって、外観・内装ともに魅力的なより快適な住空間が創造されます。

デザイナーである建築家は建て主と対話する中で、住宅に対する要望と共に「感性」を感じ取り、その感性を生かした住まいをご提してくれます。

お互いのデザインセンスを感じ取りながら、設計が進んでいくのです。

それだけに相性が合う建築家との出会いが成功の鍵であり、従来ですと、自分の個性を反映させた住宅を建てたいと思っても、どんな建築家がいるのか調べる方法が少なく、見つけたとしても人によっては建築家に敷居の高さを感じて尻込みしたケースもあった事でしょう。

自分のデザインセンスにあった理想のデザイナーズハウスを建てるには、実力のあるデザイナーとの出会いが不可欠ですが、複数の建築家とタイアップして要望に合った人を紹介してくれる住宅会社があったり、建築家との出会いをセッティングしてくれたり、プランのコンペを開いてくれる会社もあります。

ですから実際に設計を依頼する前に充分比較検討する機会は増えてきています。

個別に建築家を捜し歩く事無く、橋渡しをしてくれる存在がいるのは心強いですね。

設計料は工事金額の7〜15%の設定が一般的です。

建築家と設計契約、施工は建築会社と建築工事請負契約と個別に契約するのが基本ですから覚えておくと良いでしょう。
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鉄筋コンクリート鉄骨作り軽量鉄骨造の構造

住宅と言えば木造のイメージが一般的ですね。

ですが、基本となる柱の素材に「鉄」を使った構造の住宅もあります。

鉄筋コンクリートや鉄骨造、また軽量鉄骨などです。

まずは、鉄筋コンクリートの説明を。

鉄筋は圧縮に弱いけど、引っ張りに強い。

コンクリートは圧縮には強いけど、引張りには弱い。

双方の強みを生かし、圧縮にも引張りにも強い材料が鉄筋コンクリートです。

耐震性・耐火性・耐久性にすぐれ、木造にくらべると長期間の居住が可能な、夢のような住宅なのです。

鉄筋コンクリートは英語ではReinforced Concreate(補強されたコンクリート)といい、「RC」と略されます。

柱と梁で作る「ラーメン構造」と、柱を使わない「壁式構造」とがあります。

ラーメン構造は、強くて変形しにくいことから高い建築物に使われます。

壁式構造は、板状の部材だけで構成された作りで、デコボコがないため空間がとりやすいのが特徴です。

3〜4階建ての集合住宅に使われます。

鉄筋コンクリートは上部が取り柄ですが、永久的ではありません。

アルカリ性のコンクリートが、雨などで中性化すると、内蔵する鉄筋が酸化して腐食が始じまります。

また、コンクリートのひび割れは、水の侵入を起す原因となります。

これらを防止するには、ときどき点検して補修や塗装をします。

鉄筋の酸化を止めるにはコンクリートをアルカリ性に復元する特殊な方法もあるようです。

鉄筋コンクリートの寿命は、通常60年といわれますが、施工状況や日照条件、メンテナンスなどによって長くも短くもなります。

鋼鉄は、引張りに強く、薄くても大きな重さに耐えられます。

その鋼鉄を部材としてつかうのが「鉄骨造」。

H型・I型などの形鋼や、パイプ、鋼板などを使います。

同じ「鉄骨造」でも、太い鉄骨の柱や梁で構成した構造を「重量鉄骨造」といい、大規模なビルなどに用いられる構造です。

「軽量鉄骨造」は厚さ3〜5ミリ程度の薄い鋼材と、鉄筋の筋交いとを組み合わせて建物を支えます。

「軽量鉄骨造」は重量が軽く、基礎が小さくて済むことから、一般の住宅に使われる構造です。

鉄筋系のプレハブはほとんどが「軽量鉄骨造」です。

細い金属を使っていることから、高温で強度が落ちるのが欠点です。

鉄板も薄いので、水周り・壁の中の結露には十分な対策が必要です。

「鉄物」の住宅といっても、つくりはさまざまですね。
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木造住宅の長所と短所

木造住宅は、日本古来から伝わる伝統的な住宅構造です。

正確には木造軸組工法といいます。

古くからの工法なので在来工法とも。

国土の約70%が森林なのが日本。

豊富な森林資源を使うことで、木造軸組工法が現在までに発達してきました。

2×4住宅や鉄筋コンクリート住宅など、新しい住宅工法が導入されるなか、木造軸組工法は根強い人気があります。

では、木造住宅にはどのような長所が、また短所があるのでしょうか。

まず長所から。

木材は呼吸する素材ともいわれます。

湿度を調節する機能を持ち、通気性が高いのが木造住宅の特徴です。

構成は、縦の柱と横の梁(はり)で骨組みを作り、筋交いや通し貫きを入れて強度を確保した壁を作るようになっています。

伝統的な工法として伝えられているため、地域の工務店や大工の技術で建築することができるのです。

また、設計の自由度が高いため、変形した土地でも対応しやすい工法です。

増改築・リフォームも比較的簡単ですね。

日本の土地事情や気候風土にマッチしているといえます。

もちろん、長所ばかりではありません。

木造の住宅には短所もあります。

木造住宅の弱点は継ぎ目です。

木と木をつなぎ合わせて家を作るので、つなぎ目が弱点となるのです。

つなぎが一ヶ所に集中しすぎり、家の構造が複雑でつなぎ部が多すぎたりすると、力をうまく分散できず、家屋に障害が発生します。

ヒビや傾きが生じて、地震や台風に弱い家となってしますのです。

継ぎ手は、構造的に弱い部分なので、力のかかるポイントの近くには設けないように配慮します。

また、2階建てなどの場合、2階の柱と1階の柱がひとつなぎに続くように配置します。

すべてが一本の柱である必要はありませんが、2階の柱の下に空間(部屋)を置いてしまうと、2階や屋根の荷重を受けるのが、2階の天井になったしまい、これまた、地震に弱い住宅となっています。

荷重はちゃんと基礎で受けているか。

設計段階でしっかり注意しましょう。
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