イームズ ソファー


イームズのソファーに関する情報をお届けします。

イームズとは1950年代を中心に大活躍したアメリカの家具デザイナーで、チャールズとレイの夫妻です。
イームズ夫妻はモダンデザインの先駆けであるばかりではなく、グラフィックデザインや展示デザインのプロデュース、工業デザインなど幅広い分野において多くの人々に影響を与えたデザイナーとして有名です。
そのイームズ夫妻がデザインしたのがイームズソファです。

2次元曲面の成型合板とレザーを張ったクッションで、シンプルで現代感覚を先取りした斬新なデザインでありながら、いまだに古さを感じさせない飽きの来ない秀逸さに溢れています。
イームズソファコンパクトは背中の部分が折りたためるようになっており、それが名前の由来となっています。
定番のカラーはレッドとブラック。
素材 はシートがファブリック、フレームは黒エナメル、ベースはクローム、グライズはステンレススチールです。

イームズのソファは中古家具であっても非常に人気が高く、ヴィンテージものはプレミアが付いて高価になっているほど。
ここでちょっと注意をして欲しいことはリプロダクトについてです。
リプロダクトとは復刻版という意味で使われることが多いのですが、イームズ夫妻がデザインしたものを元にしてそのコンセプトを忠実に再現したものを言います。
そのためにコピー商品とは違いますが、中にはコピー商品をリプロダクトと偽って販売されている場合もあるので注意が必要です。

イームズ夫妻のオリジナルであり正規の製品はハーマンミラー社とヴィトラ社の2つの会社だけでしか製造されておらず、イームズデザインソファという名前で売られているコピー商品が多いのも実情です。

価格の安さは素材や仕上げによるところが大きく、安いのにはそれなりの理由があるということです。

イームズ ハーマン ミラー


イームズとハーマンミラー社の情報をお届けします。

イームズとはチャールズとレイのイームズ夫妻で1950年代を中心としたモダンデザインの巨匠であり、20世紀の工業デザインやそのグラフィックデザイン、展示デザイン、写真や映画作成など通じ多くの分野に影響を与えたアメリカの家具デザイナーです。


機能的なことはもちろんですが美しさと耐久性を兼ね備え、かつローコストで汎用性が高いことを追求したイームズ夫妻のデザインの家具は、今でもその輝きを全く失っていないどころか、本物としての価値を評価されています。
このイームズ夫妻のデザインの可能性にいち早く注目したのが1923年に設立されたハーマンミラー社でした。

製品の質だけではなく環境問題にもいち早く（40年以上前から）手を付けたハーマンミラー社のジョージネルソンは、イームズ夫妻自身が設立した会社では市場に広げることが出来ずに悩んでいた時期ににデザインの販売権を購入し（1946年）、1949年には製造と販売を全面的に請け負うことになりました。

ハーマンミラー社は他にもアレクサンダージラルド、イサムノグチなど20世紀を代表するデザイナーとの契約によりほぼ独占的に製品の販売を行うことでそのブランドを確立しました。

イームズ テーブル


イームズのテーブルに関する情報をお届けします。

イームズとはチャールズ＆レイ・イームズ夫妻のことで、1940年代〜1960年代にアメリカで大活躍した家具デザイナーですが、家具以外にも工業デザインなどで革新的・画期的なものを生み出し、20世紀で最も偉大なデザイナーと称されました。
このイームズ夫妻がデザインした家具の中で、イームズテーブルと呼ばれているものは外見の美しさと共に強度が高く耐久性があるために長年に渡って信頼を集めており、世界中で愛用されています。


素材にはプライウッドが用いられており、天板が薄く円形に窪んだ曲面はプライウッドの歪み防止にもなっており、三次元曲面の成型を大量生産出来るように改良し美しさと機能性を兼ね備えたイームズの代表的な逸品です。

ローテーブルであるために日本でも使い勝手が良く非常に人気のあるイームズのテーブルです。
イームズLTRはLow Table Rodの略で、厚いプライウッドと細いスチールロッドからなっており、イームズが自宅で使うためにデザインされたと言われています。

イームズフォールディングテーブルは一般的にはDTMと呼ばれている折り畳みテーブルで、折りたたんだ時の姿の美しさまで計算されたデザインが人気の商品です。

その他にもキャスターテーブル（キャスター付きで移動が楽に出来る）、斬新で個性的なコントラクトベーステーブル、高さが25センチメートルほどのローテーブルの一つであるワイヤーテーブル（このテーブルを使ってイサム・ノグチをすき焼きでもてなしたり、チャーリー・チャップリンなどのゲスト迎えた逸話があるように、イームズ夫妻は日本通であり自分たちも好んで使ったと言われています）、通称サーフボードと呼ばれる楕円形の形状の天板を持つイームズETRTテーブルなどがあります。